女性恐怖癥の寫真レタッチャー械（50）は、ある日、體に傷がある女キョウコと出會(huì)う。械はキョウコに頼まれ、畫像処理によって傷のない美しい姿を生み出す。その姿に魅了されるキョウコであったが、心の奧底で、自分の存在が揺らぎ始める。理想の自分と現(xiàn)実の自分、二つの自分の溝に落ちたキョウコは、精神的混亂に陥ってゆく。やがて、完全に自分を喪失するキョウコ。もはや、自分だけがキョウコを救うことができると感じた械は、死を覚悟して、女を愛する決意をする。　　2015年『地球は青かった』で國(guó)際平和映像祭グランプリ受賞、2017年発表の『聲』が第21回小津安二郎記念蓼科高原映畫祭短編映畫コンクールにて準(zhǔn)グランプリを受賞するなど、短編作品で數(shù)々の賞を受賞してきた串田壯史。初の長(zhǎng)編映畫監(jiān)督作品となる本作では、次第に愛に目覚めてゆく二人の出會(huì)いの奇跡を描き出す。